噂の例
- 某社のハンバーガーの肉にはミミズが混ぜられている。
- 某社のハンバーガーの肉にはネコの肉が混ぜられている(『ニャンバーガー』と呼ばれる)。
- 某社のハンバーガーの肉にはカンガルーの肉が混ぜられている。
- 某社のハンバーガーの肉は実はネズミの肉である。
- 某社のハンバーガーの肉はビーフはビーフでも、実はウシの目玉である。
「発祥は米CBSの60 Minutesや、トークショーにおけるCEOの発言である」などと主張され、「南米で食用のミミズを養殖して輸入している」「食べているとミミズの残骸が出てきて、店員に言うと口止め料として五万円もらった」などとまことしやかに囁かれている。
これらの噂は、
ミミズ肉に見えた物は十分にミンチされてない牛の血管である(牛の血管はとても太いため、その存在を知らなければゴムパイプかミミズに見えてもおかしくない)。
食用ミミズの肉は栄養豊富で高価。使用すればそれだけで6ドルになる。
ミミズの肉を調理する為にはドロ抜きや細かい下ごしらえが必要になり、牛肉よりもコストが高くなる。
ネコやネズミの肉よりも、牛肉のほうがコスト安で、大量に手に入る。牛は舌からしっぽまで全て「牛肉」であり、ボックスミートの規格に沿ってカットしていると大量のクズ肉が発生する。それらは文字通りクズ扱いなのでとても安い。
カンガルーの肉を使用すればオーストラリアからの輸送費だけで莫大なコストがかかる。
実際に必要な量のカンガルーの輸入実績がない。
ウシの目玉は様々な生物実験に利用されるため肉よりも高価である[1]。
などといった説明で明快に否定されている。
つまるところ、現代の牛肉はアメリカやオーストラリアなどの広大な農場で「大量生産」されているので、なまじミミズなどを使うよりも安く供給できるうえ、現在の畜肉の主流は全てボックスミートであるため、それらの規格に沿わない大量のクズ肉が発生しており、それらはクズ扱いなので驚くほど安価に供給できるのである(なお、日本の主要なハンバーガーチェーンではオーストラリア産の牛肉オージービーフを使用している)。
南米などのいくつかの地域では、クイと呼ばれるテンジクネズミの一種やカピバラなど、齧歯類の肉を食する習慣があるが、これらは牛肉よりも高級食材であり、また肉の大きさからひき肉にするにはかなりの手間がかかる。
なお、大手ハンバーガーショップの商品が安いのは、トレイに敷かれる広告も一因にある。
ミミズ肉の噂が発生した原因として、機械から出てくるひき肉の通称が「ミミズ」で、それが誤解されたのではという説がある。また、1965年にアメリカで公開されたホラー映画『THE WORM EATERS』が日本で公開された際、インパクトを強くしたいという理由から『ミミズバーガー』[2]という邦題にしたため、その映画の内容やタイトルが誤解されて噂として広がったという説もある。
この噂によって売り上げが落ちたマクドナルドは、原因を探るべく調査を展開した。その結果、1970年代にアメリカでミミズ養殖産業が注目された際、あるミミズ業者がテレビで「我々はミミズ養殖界のマクドナルドを目指す」といった発言をしたことが判明。「マクドナルドの様に世界中でビジネスを展開していきたい」という意味だったのだが、それが誤解の元になったとも言われている。
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